題名:ノイズデザイン ――
2025/12/22
題名:ノイズデザイン ――
混じり合う色彩、特殊左官が描く「静かなる動悸」
完璧に整えられた空間は美しい。しかし、そこに住まう人の魂を揺さぶるのは、時として調和を乱す一筋の「ノイズ」ではないだろうか。
内村工業株式会社の内村順一が放つ、UKアートパネルの最新作「ノイズデザイン」。
この作品の核をなすのは、スペイン製の次世代素材トップセメント(TOPCIMENT)。なかでも、無限の色彩を生み出すアルコセムベーシックカラーを独自の比率で調合し、幾層にも重ねることで、デジタルでは決して表現し得ない「色彩の深度」を創出しました。
これは、単なる壁の装飾ではない。
デザイン左官であり、特殊左官という領域を極める内村工業株式会社だからこそ到達できた、マテリアル・アートの極致です。
一見すると無機質なセメントの質感の中に、アルコセムの色彩が複雑に混ざり合い、衝突し、溶けていく。そのプロセスは、まるでジャズの即興演奏のように、その瞬間にしか生まれない「音」を壁面に定着させる作業に似ています。この「ノイズ」こそが、空間に人間らしい体温と、心地よい緊張感を与えるのです。
制作者である内村順一は、特殊左官の技術を駆使し、トップセメントという素材の限界に挑み続けています。職人の手が動くたびに刻まれるテクスチャは、光を吸い込み、あるいは跳ね返し、見る角度によってその表情を劇的に変えていく。それは、アートを愛する人々が最も求める「唯一無二の体験」に他なりません。
内村工業株式会社は、建築とアートの境界線を曖昧にします。私たちが手がけるUKアートパネルは、空間に置かれた家具や調度品と共鳴し、その場所を「ただの部屋」から「私的な美術館」へと変容させる力を持っています。
この「ノイズデザイン」に込められた、計算された不完全さ。その深淵に触れたい方は、ぜひ内村工業株式会社の公式ホームページをご覧ください。
【内村工業株式会社 公式サイト】
https://uchimura-kogyo.jp/
大阪府豊中市大島町の本社ショールームでは、トップセメントとアルコセムが織りなす本物の質感を、直接五感で確かめていただけます。
デザイン左官・特殊左官という手仕事が、あなたの美意識を揺さぶる瞬間が、ここにあります。